お疲れ様でした! これにてC++の基礎は全てマスターしました。
しかし、C++の世界は闇深く、紹介していない機能も無数にあります。無数と書いたのは、本当に無数だからです。例えばマニピュレータを独自に作成したり、演算子の挙動を書き換えることもC++では不可能ではないからです。

また、最近ではあまり使われていませんが、継承あるいは多重継承や、テンプレートメタプログラミングの為のテンプレート機能、STLの話など、高度なトピックは挙げればキリがありません。
ではそれらの機能が必要なのかと問われるとその限りではないのです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ボクはあなたにC++を最速で教える為に色々なことを考えました。最終的には、高度なトピックを1つだけあなたに教えるとしたら、なにを教えるべきなのだろう。とこのような考えに至りました。

ボクはあなたにオブジェクト指向プログラミングを教えることにしました。
理由は単純で、一番使われているからです。つまり一番使いやすいということです。
なのでこの16回の講義を通してオブジェクト指向に関連する機能のみに絞り、集中的に教えたつもりです。今のあなたは大規模なソースコードを書くことができます。関数の中身はC的な手法を用いることが多くなるかもしれませんが、CだろうがC++だろうがifの書き方は変わりません。胸を張ってC++プログラマーと名乗って下さい。

格闘技には様々な武術がありますよね。空手とか剣道とか……あなたはその中で最もメジャーである武術を習得したのです。それがオブジェクト指向プログラミングというプログラミングスタイルです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
C++プログラミングは無知との遭遇の連続です。これからも是非、色々なサイトや本を参照し、様々な知識と技術を身に着けて下さい。そして、いっぱいコードを書いて、たまには自身のスパゲティに足をすくわれて絶望して下さい。C++はもうボクには無理だと思った時こそ、成長のチャンスかもしれません。

あなたがここまで読んでいることに喜びを隠せません。